心臓の役割と心臓病の症状について

犬と猫の肺水腫

肺水腫は重度の心疾患による、鬱血性心不全徴候のひとつです。



肺水腫は重度の心疾患による、鬱血性心不全徴候のひとつです。X線検査で肺が白く見えます。

肺が水浸しになることで呼吸困難に陥り、放置されると死に至る可能性のある緊急性の高い病態です。

安静時(睡眠時)呼吸数が非常に重要な評価項目で1分間の呼吸数をご自宅にて測定していただきます。正常では犬は25回以下、猫は30回以下ですが、肺水腫に陥っている場合は40回以上に上昇します。30分以上このような状態が続く場合はすぐに来院してください。

記事執筆者

荻窪桃井どうぶつ病院/杉並動物循環器クリニック 院長
(獣医循環器認定医)

木﨑 皓太

2012年 北海道大学獣医学部 卒業
2018年 獣医循環器認定医取得
一般社団法人LIVES 理事、循環器科
東京都、神奈川県、群馬県、埼玉県、愛知県、大阪府の多数の病院で循環器診療を担当